こんにちは。
モールテックス正規販売代理店のオフィスTAKAHATA輸入建材事業部です。
当記事ではモールテックス(MORTEX ®)を木下地へ施工した際の「アク」について簡単な注意点をおさらいしていきます。
モールテックス施工時のアクへの対策は二層塗り
モールテックスは1ミリメートル(1mm)厚の膜厚で施工を行いますが、一層目の1㎜厚の膜だけでは表面強度や防水性といったモールテックスの機能性が発揮されません。
水を通さない膜を作るには、1ミリ厚の膜を2層(1mm + 1mm)塗る必要があります。
アクも水と同じ理屈で、1ミリ厚の一層塗りの場合アクが潜り抜け表面に出て来ます。
しかし、アクが一層目の表面に出てしまった場合でも、完全に乾燥した後にもう一層(二層目)塗ることで、基本的にアクは出てこなくなります。
焦ってすぐに2層めを塗り重ねない
モールテックス施工時にアクが出てしまった場合は、焦ってすぐに塗り重ねないことが重要です。
乾ききってない材料の中をアクが潜り抜け、二層目でもアクが出てしまうためです。
アクが出た時は、通常より長く乾かす事をお勧めします。
基本的に、完全に乾いた膜が下に塗られていればアクが二層目まで潜り抜ける事はありません。
しかし、木の種類や個体差によっては厄介な物もあるため、最初から下地をMDFやシナベニヤなどをスペック出来る場合は、アクが出にくい下地を選ぶことをお勧めします。
ラワンランバーやラーチなどに施工する場合は、モールテックスを塗布する前に市販のアク止めシーラーを塗布してから施工すると、アクの発生が軽減出来ます。
事前に下地材の相談が可能な場合は、下地の構造的な動きにも注意しつつアクが出にくい下地を選びましょう!
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